これから三線を始めたいあなたへ
沖縄旅行で聴いた島のおじぃの三線の音色が忘れられない。
テンッとやさしく響く沖縄の伝統楽器・三線は今や沖縄の人たちだけでなく日本全国に愛好者がひろがっています。
楽器初心者の私でも案外と簡単に弾けた!
癒しの道具がまたひとつ増えました!
こんなよろこびの声が全国からとどきます。
あなたも三線をはじめてみませんか?
Contents
ようこそ池武当新垣三線店へ
申し遅れました池武当新垣三線店(いちんとうあらかきさんしんてん)のホームページへようこそ。
数ある三線店のなかから当店にお越しいただきまして、ありがとうございます。
あなた様がこれから三線をはじめるきっかけづくりができれば!と思っています。
三線とはかつて沖縄が琉球と呼ばれた頃、大陸から〜
、、、といううんちくは他のページでしていきたいと思います^^
ここでは、簡単に三線のことを解説していきたいと思います。
三線ってどんな楽器?
三線は大きく”胴”と”棹”の2つのパーツにわかれます。
胴に棹を差しこみ、三線の名のとおり三つの”弦”が張られています。
張られた弦を”ウマ”というパーツにのせてはじめて音が出ます。
”カラクイ”とよばれる糸巻きで調弦をします。
巻き上げると音が高くなり、巻き下げると音が低くなります。
調弦は第一弦から順に C(ド)― F(ファ)― C(ド)の度数であわせます。
「どんなもので弾くんですか?」
三線は伝統的に”バチ(ツメ)”を使って弾きます。
ギターのピックを使って演奏される方もいますが、基本的には”水牛の角”でできたバチを使用します。
バチには穴があいてますので、そこに人差し指をかるく入れて
バチの先を親指で押えて、反対側を中指を添えるようにして支えます。
バチの先を弦に押し当てるように弾きます。
工工四(くんくんしー)って?
左手のポジションはまずは↓の12個くらい覚えます。
ド、レ、ミ、ファ…と書いている横に”合(アイ)、乙(オツ)、老(ロウ)…”という漢字がありますよね。
それが実は三線の”勘所(ポジション)”の名前なんです。
それでもって、三線の楽譜はというとこちら↓
「えーっ、三線は五線譜じゃないのー、むずかしそう…。」
そうです。三線の楽譜は”工工四(クンクンシー)”という楽譜を使用するんです。
一見するとすごい複雑でむずかしそうに見えますが、
非常にシンプル”です
ポジションと指使いのルールを覚えてしまえば、あとはあまり覚えることがありません。
工工四は原稿用紙のようなマスの中に漢字が並べてあるのですが、それを一音一音弾いていくだけです。
基本的には和音・コード進行ではなく、”単音”で弾いていきます。
一マスが一拍です。マスとマスの間に漢字があるのは、二分の一拍です、さらにマス内の上部、もしくは下部に漢字があるのは四分の一拍となります。
このようにして、音符ではなく、工工四の表記、配置で音の長さをあらわしています。
簡単な曲からはじめましょう!
理屈はともかく、まずはリズムも無視して、”とりあえず工工四どおりに指を動かしてみましょう。
ただ、知らない曲を練習するのは、むずかしいと思いますので、聞きなじみのある曲から練習してみるといいと思いますよ。
もちろん、沖縄の歌だけでなく、”ポップス”や”童謡”なんかでもいいですね!
そうです、三線は自由度の高い楽器ですので沖縄の曲だけでなく、いろんなジャンルの曲を演奏することもできるんですよ。
最近では、”フォークソング”や”ベンチャーズを三線”で弾こう!というような工工四もでてきて楽しみ方も広がってきています。
あなたにもきっと弾ける!
いかがですか?、どんな楽器か少しはイメージできましたか?
ちなみに当店でお買い上げいただくお客様の”半数以上が、ほぼ楽器初心者のかた”です。
もちろん、ギターやベース、バイオリンと、他の楽器を経験している方は、弦楽器の理屈を理解している分、飲み込みがはやいのですが、楽器初心者のかたは、他の楽器のクセがないため逆に要領よく上達されるかたも多いんですよ。
よくある質問
Q:楽器初心者の私ですが、弾けるようになりますか?
A きっと弾けるようになります!
三線を弾きたいというワクワクした気持ちは、あなたに可能性があるからこそ生まれます。
Q:楽器初心者の私ですが、すぐに弾けるようになりますか?
A:どのくらい「すぐに」なのかはさておき、あまり急いで三線をマスターするのはお勧めできません。
しかしながら、「1か月後に友達の結婚式の余興で弾きたい」というような無謀ながらも魅力的なチャレンジをお考えのかたもいらっしゃるかもしれません。
その場合には、「努力次第です。」となんとも気の利かない答えとなってしまうことをご了承下さい。
特に、期限を設けずに取り組んでいきたいというかたは、
- 気長に
- 沖縄を感じながらゆったりと
- 難しさを楽しみ
- ささやかな上達に喜びを感じ
ながらぼちぼちとやっていくのが理想ではないかと思います。
Q:三線は簡単ですか?それとも難しいですか?
A:三線は、簡単すぎず、難しすぎず、ちょうどいい位置にある楽器だと思います。
つまり、簡単すぎるとすぐに飽きてしまいますし、難しすぎると挫折してしまいます。
三線をやっている人の多くが、「努力した分だけ上達する」とか「シンプルだけども奥が深い」と実感されているようです。
そしてなにより三線はたのしいのです!
ぜひトライしてみてください!