枯れた黒木で

先日、コザのシアタードーナッツで『カーマイン・ストリート・ギター』という映画を見てきました。

ニューヨークの建築物の廃材をギターへと蘇らせるギター職人のドキュメンタリーです。

タバコやアルコールが滲みたニューヨークの老舗バーから出た廃材などその雰囲気をいかしたギターへと作り上げます。

ニューヨークを奏でているっ!という感じがギターファンにとってたまらないものなのでしょう。

淡々とギターを作り上げる職人リックの姿に私も憧れを感じました。

沖縄でも古民家から出た材や、自宅の庭木としてあった黒木(リュウキュウコクタン)で三線へと製作することがたまにあります。

黒木の芯材が三線製作に十分に使用できるくらいのものになるのは100年以上はかかると言われており、実際、自宅の庭木を三線にするために伐採した黒木の芯が「えんぴつ」ほどで製作をあきらめたという人もけっこういます。。

そんななか、昨年の秋ごろからオーダー承り、お預かりしている黒木で製作を手がけているのがまさに「自宅の庭木」で「芯がほとんど入ってない」もので

さらに「枯れて、朽ちて」しまったものがあります。

一般的には黒い部分が入っていないといわゆる「値打ち」がないと認識されるので高額なフルオーダーするにはいかがでしょう?とご判断をお客様にゆだねるのですが

ご依頼主さまは、芯が入っていなくてもよいので、家族と過ごした自宅の黒木で三線を製作しお子様へ渡したいという思いがあり

与那城型、知念大工型、久場の骨型の3挺のオーダーを承りました。

いいなぁ。こういうのいいなぁ。めちゃくちゃモチベーション上がります。

カーマインストリートギターの職人リックも共感してくれるんじゃないでしょうか。。

朽ちた部分があり、じっくり木固めをしながら製作を進めておりますが少々難儀をしております笑


三線のオーダーメイド承っております。

フルオーダー、セミオーダー、持ち込み材でのオーダーなど

ご興味のかたはお問い合わせくださいませ。