説明
糸蔵が縦1寸6分と長い、いわゆる「江戸与那型」の三線です。
ただ、沖縄県立博物館所蔵の沖縄県指定文化財の「江戸与那」
のレプリカ品として意識して製作したものではないため
棹の芯の3つの穴はあけておりません。
ご希望であればあけることは可能です。
糸蔵が長くなるほど、男弦と女弦のカラクイの勾配(傾き)が少なくなります。
やや平行に近いカラクイの傾きが工芸美でもありますが、調弦のしやすさを実感する機能美でもあります。
カラクイは2000年代に当店オリジナルで販売していたカンプーカラクイ。
三線の天の丸みがやさしい表情に仕上がりましたので、丸みと太さのバランスが良いと考えマッチングしました。
塗りはツヤ消しのウルミ塗り。
ウルミ塗り(潤み塗り)は黒色の塗りに褐色の色味を加えた品のある塗りの技法です。
写真ではお伝えできないのがもどかしいのですが
あまり赤くなりすぎないようにこだわって沖縄県内でも随一の塗り師に施してもらいました。
胴はオモテ面本張り、ウラ面強化張りのハイブリッドタイプ。
中音域で幅広い演奏者に対応できる音色だと思います。
ティーガーは人気のある牛革製。
胴に吸い付くようにフィットした革工芸職人の技が光る胴巻きです。
※2021年3月2日 商品名変更しました。「黒木与那城型三線」→「黒木江戸与那型三線」
商品コード210224CLYNurumi は変更ありません。